「無能夫」「ATM」――そんな言葉で自分をこき下ろす投稿が、妻のSNSに次々と書き込まれていたら…。しかもフォロワーは数千、数万人規模。投稿は一気に拡散され、気づけば同僚や友人の耳にまで届いてしまった。そんな状況に置かれた夫が、妻の誹謗中傷に耐えかねて離婚を決意しました。近年、配偶者によるSNSでの誹謗中傷が原因で、職場での信用を失ったり、家族や知人との関係が壊れたりといった深刻な被害が増えています。直接暴力や不倫と違い、明確な離婚理由として認められるのか判断が難しいため、「証拠が足りないのでは」と悩み、行動に踏み出せず我慢してしまう人も少なくありません。本記事では、実際の相談事例をもとに、妻のネット中傷を放置することで生じるリスク、自分でできる証拠収集の方法、そして探偵調査を活用する有効性について解説します。あなたが同じような状況にあるなら、未来を守るためにできることを考えるきっかけになるはずです。
【この記事は下記の方に向けた内容です】
|
- 配偶者からSNSで誹謗中傷を受け、精神的に追い詰められている
- 中傷投稿が職場や友人に広まり、社会的信用に不安を抱えている
- 離婚を考えているが、証拠をどう集めればいいのか分からない
- 自分でスクリーンショットを残しているが、法的効力に不安を感じている
- 探偵によるSNS調査が実際にどのように役立つのか知りたい
妻のSNS中傷の証拠を集めて離婚へ|40代夫からの調査相談
妻のSNS中傷が拡散、顔写真流出…もう耐えられない
妻のSNS投稿の証拠を集めてほしいのです。最近になって、妻が自身のSNSで私のことを誹謗中傷していることが分かりました。投稿には「無能夫」「ATM」といったひどい言葉が並び、事実ではないことまで書き込まれています。さらに無断で撮影された私の写真までアップされており、フォロワーの多い妻のアカウントから一気に拡散されてしまいました。その結果、同僚に知られることになり、社内で噂されるようになってしまいました。今では仕事に支障が出るほど追い込まれています。妻と話し合っても状況は改善せず、これ以上はもう限界で、離婚も考えています。しかし、離婚を有利に進めるためには「妻がSNSで中傷していた」という事実を客観的に証明できる証拠が必要だと感じています。自分でスクリーンショットを残してはいますが、これだけで法的に有効かどうか分かりません。そこで、確実に証拠として使える形で妻のSNS投稿を記録・収集してほしいと、探偵に相談することにしました。
妻や夫からSNSで晒される被害と離婚問題
SNSでの中傷投稿は「離婚事由」になるのか
配偶者からのSNSでの中傷行為は、単なる夫婦喧嘩の延長では済まされません。匿名であっても、実際に周囲に知られるような形で「無能夫」「ATM」といった誹謗中傷や、事実に基づかない悪口が繰り返し発信されれば、夫婦間の信頼関係は大きく損なわれます。さらに、同僚や友人など第三者にまで内容が伝わり、社会的信用や人間関係にまで悪影響が及ぶ場合は深刻です。法律上、民法770条は「婚姻を継続し難い重大な事由」があるとき、裁判で離婚を認めています。SNSでの執拗な中傷は、この「重大な事由」に該当すると判断されることがあり、実際に離婚や慰謝料請求の理由として主張された事例も存在します。ただし、「どの程度の投稿が離婚理由として認められるのか」はケースによります。重要なのは、客観的に「配偶者の投稿が婚姻関係を壊している」と証明できるかどうかです。そのためには、投稿内容や拡散の状況をきちんと記録に残し、必要であれば専門家の力を借りて証拠を固めていくことが大切になります。
妻からのSNS中傷を放置するリスク
配偶者からのSNSでの誹謗中傷は、単なる夫婦間の問題にとどまりません。拡散されれば社会的な信用を損ない、仕事や人間関係にも影響を与えます。さらに、証拠を残さずに放置してしまうことで、離婚や慰謝料請求を有利に進めるチャンスを失う恐れもあります。以下に、放置した場合に考えられる具体的なリスクを整理しました。
SNSでの投稿は簡単に拡散されるため、たとえ限られたフォロワー向けであっても、あっという間に職場や取引先、友人にまで広がる可能性があります。「無能」「ATM」といったレッテルを貼られたまま周囲に認識されれば、仕事の評価が下がったり、人間関係が悪化したりするなど、生活基盤そのものが揺らぐ恐れがあります。
毎日のように中傷投稿を目にしたり、他人から「見たよ」と言われたりする状況が続くと、大きなストレスとなります。羞恥心や屈辱感から自己肯定感が下がり、睡眠障害や体調不良、うつ症状につながるケースも少なくありません。放置するほど精神的ダメージは深刻化していきます。
「我慢すればいつかやめてくれる」と証拠を残さずに放置すると、いざ離婚を決意したときに「本当にどんな投稿があったのか」を客観的に立証できません。その結果、裁判や調停で不利になり、慰謝料や親権をめぐる交渉に悪影響を及ぼす可能性があります。
反応せずに耐えていると「何を書いても許される」と思われ、投稿内容がますます過激化する危険があります。誇張された事実や虚偽の情報が次々と追加され、気づけば自分の名誉が大きく傷つけられていることも珍しくありません。
SNSでの発言は、本人だけでなく家族の目にも触れるものです。子どもが学校でいじめられたり、親族との関係が気まずくなったりと、二次的な被害が広がる可能性があります。家庭全体に悪影響を与える点でも、決して放置できない問題といえます。
離婚を見据えて今すぐできるSNS中傷への対応
SNSでの中傷行為を理由に離婚や慰謝料請求を考える場合、何よりも大切なのは「客観的な証拠」を残すことです。単なる主観的な主張だけでは、裁判や調停で有効に取り扱ってもらえない可能性があります。以下では、自分でできる基本的な証拠収集の方法をまとめました。
個人でできる証拠収集
- 投稿のスクリーンショットを保存する:中傷内容や写真投稿があれば、必ず画面をスクリーンショットとして保存します。投稿日時やアカウント名が分かるように、画面全体を撮影しておくことが重要です。
- URLや投稿履歴を控える:投稿のURLを記録しておくと、後から第三者がアクセスできる形で証明が可能になります。また、どのくらいの頻度で中傷投稿がされているか、時系列で整理して残すことも有効です。
- 拡散状況の記録を残す:フォロワーからの反応や、誰が反応しているかなども可能な限り記録します。多くの人の目に触れたことが証明できれば、被害の深刻さを示す材料になります。
- 第三者の証言を確保する:同僚や友人など、実際に投稿を見て「内容を知っている」という第三者の証言も大切です。スクリーンショットだけでなく「周囲にも広まった」という事実が補強されます。
- 継続的に記録し続ける:一度だけでなく、繰り返し中傷が行われていることを示すため、定期的に証拠を残し続けることが必要です。「継続性」は裁判所が重大と判断するポイントのひとつです。
自己解決のリスク
SNSでの誹謗中傷に関して、自分だけで証拠を集めて解決しようとする方は少なくありません。しかし、自己流の対応では限界があり、思わぬリスクを招くことがあります。まず、スクリーンショットや保存したデータがあっても、それが本当に改ざんされていないと証明できるかどうかは問題になります。裁判所や調停では「証拠能力」が問われるため、自己収集の記録だけでは不十分とされるケースも多いのです。さらに、相手に直接問い詰めたり、不適切な形で証拠を拡散したりすると、逆にプライバシー侵害や名誉毀損を主張され、立場が不利になる可能性すらあります。また、精神的に追い込まれている状況で冷静に証拠を集め続けることは容易ではありません。相手の投稿が削除されたりアカウントが閉鎖されたりすれば、重要な証拠が失われてしまうリスクも大きいでしょう。こうした事情から、自己解決に頼るのではなく、専門家の手によって客観的かつ法的に通用する形で証拠を確保することが望ましいのです。
SNS中傷は証拠化が鍵|探偵調査が有効な理由
SNSでの誹謗中傷を理由に離婚を進めたいと考えた場合、決定的に重要になるのが「客観的に通用する証拠」を確保できるかどうかです。自分でスクリーンショットを集めることもできますが、それだけでは証拠能力が弱く、裁判や調停で十分に評価されないことがあります。探偵は、対象となるSNSアカウントと配偶者本人との関係性を調査し、投稿日時や拡散状況を含めて客観的に記録化することが可能です。また、相手が投稿を削除しても残せるよう、法的に利用できる形式で証拠を保全してくれる点も大きな強みです。さらに、調査によって「どの程度周囲に広まったのか」「第三者がどれほど閲覧したのか」といった影響範囲まで明らかにできれば、被害の深刻さを立証する有力な材料となります。こうした確実な証拠が揃うことで、離婚や慰謝料請求を有利に進められるだけでなく、今後の生活を守るための強力な武器になるのです。
探偵調査の有効性
探偵はSNS投稿の保存や記録を、裁判や調停で有効とされやすい形式で確保できます。単なるスクリーンショットでは不十分な場合でも、証拠力を高める形で提出可能になります。
問題のアカウントと配偶者本人が同一人物であることを示す調査や、投稿内容と生活行動の一致など、自己収集では難しい「誰がやったのか」という点を補強できます。
投稿がどの程度拡散され、どれだけの第三者が閲覧したかを調査・記録することで、被害の深刻さを客観的に示すことが可能です。慰謝料請求や離婚の交渉で有利に働きます。
SNS中傷を放置せず、確実な証拠で未来を守る
専門家へご相談ください
配偶者によるSNSでの誹謗中傷は、夫婦間の問題にとどまらず、仕事や人間関係、さらには心身の健康にまで影響を及ぼす深刻なトラブルです。「直接暴力があったわけではないから離婚理由にならないのでは」と不安に思う方もいますが、実際には婚姻を継続し難い重大な事由として認められる可能性があります。ただし、そのためには「どんな投稿が行われ、どれだけ拡散され、誰が行っていたのか」という客観的な証拠が欠かせません。自分で集められるものにも限界があるため、確実に法的に通用する形で記録を残すには、探偵による調査が大きな力を発揮します。調査士会では初回相談は無料ですので、まずは状況を整理する場としてご活用いただけます。SNSの投稿は一度拡散されれば取り返しがつかず、放置すれば被害は拡大してしまいます。我慢するのではなく、信頼できる専門家に相談し、未来の生活を守るための一歩を踏み出すことが大切です。
探偵法人調査士会公式LINE
離婚問題安心サポートでは、LINEからの無料相談も可能です。お仕事の関係や電話の時間がとれない場合など、24時間いつでも相談可能で利便性も高くご利用いただけます。
週刊文春に掲載 2025年6月5日号
探偵法人調査士会が運営する「シニアケア探偵」が週刊文春に掲載されました。一人暮らしの高齢者が増加している背景より、高齢者の見守りツールやサービスは注目されています。シニアケア探偵も探偵調査だからこそ行える見守り調査サービスを紹介していただいています。昨今、日本の高齢者問題はますます深刻さを増しています。少子高齢化の進行により、多くのご家庭が介護や見守りの悩み、相続の不安、悪質な詐欺や被害などの金銭トラブルに直面しています。「シニアケア探偵」の高齢者問題サポートは、こうした問題に立ち向かい、高齢者の皆様とご家族をサポートするために設立されました。

この記事の作成者
離婚探偵担当者:簑和田
この記事では、離婚問題に直面している方々が知っておくべき重要なポイントを提供しています。離婚探偵は常にクライアントの立場に立ち、最善の情報とサポートを提供することを目指しています。離婚は感情的にも法的にも複雑な問題が生じやすい事案ですが、離婚探偵の専門知識と経験が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

この記事の監修者
XP法律事務所:今井弁護士
この記事の内容について法的観点から監修させていただきました。離婚に関する法的問題は多岐にわたりますが、正しい情報に基づいて行動することが重要です。離婚問題でお悩みの方々が法的権利を守りつつ、最良の解決策を見つけるためには専門家を利用されることをお勧めします。

この記事の監修者
心理カウンセラー:大久保
離婚は精神的にも大きな負担を伴う重大な問題です。このウェブサイト・記事を通じて、少しでも心のケアができる情報をお届けできればと思います。どのような状況でも、自分自身を大切にし、適切なサポートを受けることが重要です。私たちは皆様の心の健康をサポートするために、ここにいます。
24時間365日ご相談受付中
離婚探偵(安心離婚サポート)は、24時間いつでもご相談をお受けしています。はじめて利用される方、調査・サポートに関するご質問、専門家必要とされる方は、まず無料相談をご利用ください。アドバイザーがあなたに合った問題解決方法をお教えします。
離婚問題でお悩みの方、解決方法が分からない方、専門家が必要な方は24時間いつでも対応可能な電話相談をご利用ください。(全国対応)
離婚問題の解決相談はLINEからでもお受けしています。メールや電話では話にくいこともLINEでお気軽にお問合せいただけます。質問やご相談は内容を確認後、担当者が返答いたします。
離婚によるお悩み、困りごとに関する詳しいご相談は、ウェブ内各所に設置された離婚相談メールフォームをご利用ください。24時間無料で利用でき、費用見積りにも対応しております。